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歯周病の長期管理について(第68回 近畿北陸地区歯科医学大会)


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昨年の10月9日(日)にグランキューブ大阪、大阪国際会議場で開催された近畿北陸地区歯科医学大会に参加して参りました。遅くなりましたが、非常に興味深い内容でしたので、ご報告させていただきます。テーマは歯周病の長期管理についてでした。

スウェーデンのイエテボリ大学から来日された世界的にも著名なトード・ベルグルンド歯周病科教授、大阪大学から天野敦雄教授、大阪歯科大学から梅田誠教授の講演がありました。

歯周病の罹患には、遺伝子要因、年齢、リスク因子が大きく関与しています。

の遺伝子要因は、自分自身では、どうすることもできませんが、先天的に糖尿病や白血病に罹患されている方などは、特に注意が必要です。加齢とともに歯周病のリスクが上昇します。これも、さけられません。のリスク因子には、喫煙やストレスといった環境によるものと、歯垢や歯石、ブラッシングの不足による細菌の増殖があります。に関してのみ、自分自身でコントロールできるわけです。をよく理解して頂いた上でのような生活習慣を改善することが歯周病を長期に渡ってコントロールする上でとても重要です。

歯を磨いたときに歯茎から血が出るかどうか、これは、単純ですが非常に効果の高いチェック方法です。ブラッシングの刺激で出血するということは歯周病の原因菌が爆発的に繁殖している可能性があります。歯周病菌は、血中の鉄分を栄養として増殖します。歯周病菌の爆発的な増加に伴い、歯肉の免疫力は低下させられ、その他の弱い菌まで増殖し始めます。

歯周病は歯を喪失する最も大きい原因の一つであり、心臓病・糖尿病など全身疾患のリスクを高める病気です。しかし、毎日の適切な自分自身のブラッシングと歯科医院での定期的なメンテナンスで、確実にリスクを軽減することのできる病気でもあります。