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2015年10月

2015年10月の記事一覧です。

がん医科歯科連携講習会に参加してまいりました

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1025日の日曜日に兵庫県歯科医師会館で開催された『がん医科歯科連携講習会』に参加してまいりました。
がんは、1981年以降、日本人の死因の第一位となっています。がんの治療は日々進歩を続けており、現在のがん治療においては、治療効果に加えてより安全であること、苦痛をできるだけ緩和し、治療中から治療後も含めて患者様のQOL(生活の質)を可能な限り良好に維持することが求められています。そのためには、様々な職種の医療者が密接に連携して診療にあたるチーム医療が必要不可欠となっています。

国立がん研究センターは、がん患者に生じる医学的、社会的、精神的問題等を解決することを目指し、がん治療において歯科医療従事者が提供する口腔ケアや歯科治療が、より質の高いがん治療を提供するために重要な支持療法であると考え、2010年より日本歯科医師会と共同し、「がん患者の口腔を守り、最後までお口から食事をとることを支援する」ため、治療前の口腔ケアを地域の歯科医院に依頼して実施する、地域医科歯科連携事業を推進してきました。
 このようながん治療における口腔機能の管理については、厚生労働省もその必要性を認め、平成24
年4月から、がん患者の口腔ケア・医科歯科連携が保険収載されました。
今回私が参加致しました『がん医科歯科連携講習会』は、がん患者さんが自宅近くの医療機関で安心して口腔ケアや歯科治療を受けられる環境を構築していくことを目的に開催されたものです。この講習会で得た情報をもとに、少しでも、がん患者さんの QuaLity of Life を向上する手助けができればと思っております。

 

 

母乳は歯にもよいけれど・・・


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『母乳育児が歯の健康に有益』・・・オーストラリアアデレード大学の研究論文がpediatricsオンライン版で615日に掲載されました。追跡調査で開咬、交叉咬合、過蓋咬合、中等度~重度の噛み合わせ異常、顎の位置異常の内容になっており、母乳育児と歯の健康の因果関係を証明したものではありませんが、口腔筋発達や鼻呼吸法、不正咬合因子低下につながるという内容の論文となっており、産科だけでなく歯科分野においても改めて母乳の力を感じます。

 しかしながら、母乳育児が賞賛されるあまりに、先日、インターネット上の母乳販売がニュースに取り上げられ、厚労省HPでも注意喚起されました。提供した側の病気・搾乳方法・衛生管理は不明で病原体や医薬品等の化学物質が存在していた場合、乳幼児の健康を害する恐れがあります。
 今年78歳 になる私の母親に聞くと私自身は母乳ではなくミルクだったそうです、母乳が出なくて悩んでいたそうでが、私自身大した病気もせず健康に暮らせています。プレッシャーや周りのおせっかいの方が余程迷惑な話です。出るのならあげればいいし、もし出なくてもお母さんがそんなに悩まれる事ではないと私は思います。そ んな事より歯磨きや歯石除去の方がよっぽど歯や歯が全身に及ぼすリスクの低下という意味で重要と証明されています。治療跡やブラッシング状況、お口の中を見れば親の子への愛情はとても分かります。