食べたら、すぐハミガキしよう!
近年「食べてすぐ(30分以内)は歯を磨かないほうがいい」という報道がテレビ、雑誌などで取り上げられました。
確かにこれは2004年酸食による研究論文によるもので、食後30分以内は歯が溶け出しているので、唾液の作用で再石灰化しないうちにすぐ磨いてしまうと歯が削れてしまうからという内容で広まっていきました。
しかし最新のエビデンスに基づく結論としては否定され、これに関する歯科界の見解は、日本小児歯科学会、日本歯科保存学会、日本口腔(こうくう)衛生学会など各学会が「食べたらすぐ歯を磨くほうが良い」とする見解を出しています。
酸性の飲食物で歯が溶ける酸蝕(さんしょく)症もありますが「むし歯」の原因ではなく、歯垢を除去し、酸を産生する細菌を減らす事が対策ですので安心して「食べたらすぐ歯磨き」を実践して良いでしょう。