Aya世代(15歳から39歳)の口腔ガンが増えています
初期の口腔がんでは、痛みや出血などのはっきりした症状はあまりみられず、舌や口の中の粘膜が白っぽくなったり、赤くただれたり、舌に硬いしこりができたりします。 歯肉がんの場合は、歯ぐきの腫れ(はれ)や出血、歯のぐらつきといった症状が現れることがあります。
これまで中年以降の男性に多かったのですが、最近の報告では、女性の罹患者数が増え、男女比は1.6:1とする報告を多くみられます。また以前は考えられなかった10代や20代といった若年層にも発症例がみられるようになっています。口腔扁平上皮癌においてはリスク因子が無くとも発症することが多いのが現状です。
口の中にできた白板症や紅板症,扁平苔癬,乳頭腫などの粘膜の病気は悪性化(がん化)する可能性があるため切除や経過観察が必要です。
初期症状のうちに発見すれば簡単な治療で治すことができ、後遺症もほとんど残ることはなく、5年生存率は90%以上とされています。