お口の中のガンについて　～口腔ガンに注意～

わが国で１年間に新たに口腔・咽頭がんと診断される人は男性7,417人、女性3,498人です（2005年データ）また１年間に口腔・咽頭がんで亡くなる人は、男性4,687人、女性1,859人です（2009年データ）。この数字は増え続けていると言われています。舌癌は50～60歳に多いですが20～30歳代の若年者にも時々みられます。口腔癌は食べる機能とお顔に位置することで癌の中でも大変辛い癌です。

口腔ガンは早期発見すれば後遺症もほとんど残ることなく、指標となる「5年生存率」も約90%と治癒しやすいガンです、
しかし直接見える癌であるにも関わらず、早期ではほとんど自覚症状がなく（口内炎より痛みは軽い）

早期発見はわずか20％未満です。

≪口腔癌原因≫

・喫煙・度数の高いアルコール

・熱い食べ物や飲み物をとる習慣

・合わない入れ歯や詰め物の
取れた歯を放置、未治療の虫歯

食習慣と同様に一カ所に集中して刺激が続く慢性の炎症は癌の原因です。歯だけてなく歯ぐきや舌もセルフチェックを心がけて下さい。なかなかひかない腫れやしこり、頬の裏や舌の下などの粘膜が赤くなったり白かったり、治りにくい口内炎、ひどい口臭はすぐに受診して下さい。