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2017年12月

2017年12月の記事一覧です。

日本歯周病学会60周年記念京都大会に参加して参りました

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12月16日(土)・17日(日)、京都国際会館で開催されました日本歯周病学会60周年記念京都大会に参加して参りました。日本歯周病学会は昭和32年に日本歯槽膿漏学会として設立され、今年創設60周年を迎えました。会員数は1万人を超え、日本の学会の中でも有数な学会で、歯周病の治療・予防を通じて国民の健康増進に貢献することを目指して、歯周病の原因の究明、新しい検査法・診断法・治療法の開発と普及、歯周病予防など、さまざまな活動を行っています。

また、大学で研究、教育、臨床に携わる、いわゆる「科学者」が長年リーダーシップを取り発展を続けてきた学会で、これまでに学術面で大きな成果を挙げてきました。近年は糖尿病、慢性腎臓病、血管障害、早産・低体重児出産、関節リウマチ、あるいは非アルコール性脂肪性肝炎などの多くの疾患の発症や悪化と歯周病との関連を明らかにしてきました。もはや、歯周病は単に口の病気だけではなく、全身的な健康を維持する上で“鍵”となる極めて重要な病気です。 

60周年記念京都大会では、歯周病と様々な疾患との関係を最新情報で整理しなおすこと、最新の研究から歯周病の治療・診断の新しい発展を展望すること、超高齢社会で活躍する歯科医師、歯科衛生士に必要で十分な知識を提供することが目的でした。 

日本歯周病学会は60周年を機に「歯周病撲滅」という大きな目標を立てました。これを達成するために、新たな10年の活動方針を「京都宣言」として、日本歯科医師会、日本歯科衛生士会など関係諸団体と共に世に発信されました。 

 

12月10日(日) バイタルサインセミナーに参加して参りました

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12月10日(日)、兵庫県歯科医師会館で開催されましたバイタルサインセミナーに参加して参りました。日常の歯科医療、ことに全身疾患を合併した高齢者などの治療を安全に行うためには、患者さんの全身状態を術前に的確に把握すること、および術中の全身状態を監視し、不測の事態にいち早く対処できることが必要です。そのために、術中に患者さんの状態を表わすバイタルサインを連続的に測定し、評価することが必要となります。これがいわゆる「モニタリング」と呼ばれるものです。とりわけ近年開発されてきた、血圧、心拍数、動脈血酸素飽和度(SpO2)などを自動的に測定し、刻々の変化を瞬時に把握できる種々の機械的モニタリングは有用であり、これらを歯科医師が正しく理解し、術中管理に駆使し得ることが望まれています。

 

 

11月30日(木) 口腔がん治療のセミナーに参加しました

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11月30日(木) 口腔がん治療のセミナーに参加しました。口腔がんは全がんの1~3%程度と希少がんに分類されます。但し、その罹患数は1975年には2100人であったが2005年には6900人、2015年には7000人をはるかに超え、増加傾向が明確です。口腔がんの根本的治療はごく初期の舌癌、口腔底がんを除けば手術療法となります。しかしながら、術前診断精度の向上や再建方法の確立、さらに症例の蓄積等から機能温存できる手術も可能となり、生命を確保した上でのQOL(生活の質)向上の努力がなされてきました。治療技術の向上により、より低侵襲で効果的な方法も試みられています。周囲組織へのダメージを減らすような放射線機器の開発や粒子線の応用にも期待が寄せられています。化学療法も従来からの薬剤とは異なり、がん細胞の特定の分子を標的とする分子標的薬の導入も進んでいます。本年春からはメディアでも話題の免疫チェックポイント阻害剤も使用が可能となりました。ips細胞を用いた再生医療やAIの導入など医学はめざましいスピードで進歩しております。今後の歯科医療技術のますますの発展に期待します。