口腔カンジダ症に対する治療
この数年、口腔カンジダ症に出会う事がとても多くなりました。口腔カンジダ症は口腔内の痛みや乾燥など不快な症状が多くあり、食欲を低下させます。免疫力の低下した高齢者の方々が日和見感染を起こしたり、服用する薬の影響などで菌交代現象が起きて口腔内細菌のバランスが崩れることが原因と考えられてきましたが、そうばかりともいえないのが現状です。一般の高齢者の方にもよく見られるようになってきているのです。色々な病院を受診しても口内炎と診断され、長い間症状が改善しないという方が非常に増えています。このような場合口腔カンジダ症を疑いますが、様々なタイプがあり、見た目なんともないのに味覚異常があって食事が摂れないということもあります。したがって、治療の前には、きちんとした細菌検査を行うことが重要です。
l 舌がヒリヒリする
l 舌が赤く腫れている
l 味覚がおかしい
l 口の中が乾きやすい
l 口角が切れていたい
l 唇の皮がむけやすい など
上のような症状で口内炎の軟膏(ステロイド剤)を使用しても改善しない、悪化する場合は口腔カンジダ症が疑われます。
口腔カンジダ症の治療は、きちんとカンジダ検査を行った上で開始することが重要です。
当院では口腔カンジダ症が疑われる場合、口腔内の細菌検査(保険適応)を行っております。
上記のような症状でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。