診療案内

親知らずの処置について

親知らずとは

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貴方は親知らずが腫れたり、痛くなったりした経験はありませんか?
親知らずは、上顎、下顎とも、一番奥に存在する歯のこと(前から数えて8番目)です.通常20歳前後に生えてきますが、生まれつき親知らずが無い人や、死ぬまで生えてこない人もいます。
平均寿命が40歳前後だった昔は、自分の子供の親知らずが生えてくる前に亡くなってしまって、この歯を見ることが出来ないというのが、この名前の由来だと言われています。

親知らずの生え方

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親知らずは一番遅く生えてきます。正常に生えてきて上下で咬み合えば良いのですが、この場所の顎骨のスペースが狭いこともあり、骨に埋まったまま生えてこなかったり、半分だけお口の中に顔を出しているような状況になりがちです。特に、下顎にこの傾向が強くみられます。


親知らずの問題点

1. まわりの歯肉に痛み・腫れを生じる

生え方が不完全な場合、親知らずの周辺に食べカスや細菌が溜まりやすく、感染により周囲の歯肉に炎症を引き起こすことがあります。痛み・腫れを感じ、ひどくなると口が開きにくい・顔が腫れる・熱が出るなどなどの症状をともないます。

2.虫歯になりやすい

たとえ歯がはえてきても、しっかり磨くことが難しく、虫歯になる確率が高くなります。また、親知らずが隣の歯に当たっている場合、その歯も磨きにくくなるため両方の歯が虫歯になりやすくなります

3.歯並びや噛み合わせがおかしくなる

生え方の悪い親知らずを放置しておくと、手前の歯を押すことにより前歯の歯並びが変化したりして歯並びに悪影響を与えることがあります。

親知らずの処置について

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親知らずは正常な生え方をしていて咬み合わせの機能を果たしている場合を除き、原則は抜歯が必要となります。
抜歯しないで残しておくと一時的に症状が改善してもほとんどの場合再発します。隣の歯が虫歯になったり、歯並びが悪くなる前に、きれいにはえていない親知らずは早めに抜いておくほうが良いでしょう。
神経に近い場合など外科的リスクが大きい場合や基礎疾患があり全身管理が必要な場合など、状況に応じて総合病院口腔外科に治療を依頼する場合がございますので予めご了承下さい。
親知らずに関するお悩みは、何でもご相談ください。