口腔機能低下症

- かたい物が食べづらい
- 食べ物が口に残るようになった
- 食事の時、むせるようになった
- 食事の時間が長くなった
- 食べ物やお薬が飲み込みにくい
- 口の中がよく乾く
- 食べこぼしをするようになった
- 滑舌が悪くなった気がする など
上記のような症状は「口腔機能低下症」によるものかもしれません。
口腔機能低下症とは、咀嚼(食べ物を噛み砕く)、嚥下(飲み込む)、構音(発音)、唾液、感覚など口の中の機能が低下していく症状のことです。原因の多くは加齢によるものですが、疾患や障害などが要因となるケースもあります。
口腔機能低下症を放置してしまうと、次第に食事をとることが難しくなり、お口だけでなく全身の筋力の衰えにまでおよびます。特に、高齢者の方は要介護状態につながりますので、なるべく早い段階での適切な治療や予防ケアが大切です。
オーラルフレイルと口腔機能低下症の違いとは
オーラルフレイルとは、口腔機能のわずかな低下や食の偏りなどを含む身体の衰え(フレイル)の一つです。一方、口腔機能低下症は、オーラルフレイルの第3レベル・口の機能低下に位置づけられています。2018年に新たな医療保険病名として収載された歯科疾患となります。
口腔機能低下症の診断方法・ケア方法
当院では患者さまの状態に応じて適切な検査を行い、口腔機能低下症の改善と症状の悪化を予防するために、一人ひとりに合わせた治療方法をご提案しております。
検査について
1. 口腔衛生状態不良(口腔不潔)の評価
舌苔(ぜったい)の付着度を見ることで、口の中の清潔度を評価します。舌苔とは、舌表面に白色や黄褐色のこけ状に見えるもののことです。
舌苔に食べカスや細菌が溜まることで口臭の原因になるだけでなく、舌苔が厚くなることで味や熱を感じにくくなる場合があります。
2. 口腔乾燥の評価
口腔水分計ムーカスという機器を用いて口の中の唾液量(水分量)を検査します。
3. 咬合力低下の評価
残存歯数で咬合力を検査します。
4. 舌口唇運動機能低下の評価
5.低舌圧の評価
舌圧測定器を用いて舌の力(舌圧)を評価します。
6. 咀嚼機能低下の評価
7. 嚥下機能低下の検査
嚥下スクリーニングテストによる検査を行います。10項目の質問で構成されたアンケートに回答していただくことで判定することができます。
治療について
口腔機能低下症は、日常生活のちょっとしたことを意識することで引き起こしにくくなります。当院では、検査結果に基づき、患者さまの症状や状態に合わせて、むりなく生活に取り入れられるような方法で予防や改善に向かえるようアドバイスをさせていただきます。
患者さまに生涯にわたり食事を美味しく楽しんでいただけるよう、お一人おひとりに寄り添いながら一緒に、お口の健康を支えてまいります。お口周りで少しでもお困りの際は、どうぞ遠慮なく私たちにご相談ください。





